夜のひとりごと

26歳平凡女性の日常をつらつらと。

音楽の味は一期一会🍰

こんばんは。

よあけるなです。

 

 

今日は、大学時代の友人たちと、少人数でアンサンブル合奏をしました。

私は1人で楽器を弾くのも好きですが、誰かと合わせる方が好きだなと改めて思いました。

 

 

1人で基礎練をしたり、曲の練習をしたりするのは、いわば曲を作る上での「工程」の1つだと思うんです。

 

たとえば、ケーキを作る工場があるとします。

スポンジ生地を作る人、焼く人、クリームを作る人、クリームを塗る人、苺を乗せる人、デコレーションをする人、と担当ごとにやることが違うと思います。

 

 

私が1人で基礎練をしたり、曲の練習をするのは、「クリームを作る」と同じだと思います。

 

また、別の場所では、低音パートの人が1人で基礎練をしたり、曲の練習をしています。

(スポンジ生地を作っています。)

 

また、別の場所では、高音パートの人が1人で練習をしています。

(苺をスライスしたり、ケーキの上に乗せるフルーツのコーティングをします。)

 

 

そして、音を合わせる。合奏をする。

それぞれ作ってきたケーキの材料を持ち寄って、組み合わせることと似ていますね。

 

低音の人が家で作ってきたスポンジ生地に、中音の人がクリームを乗せる。

さらにその上に、高音の人がスライスした苺や、デコレーションを施す。

 

そのケーキがどんなデザインになるか、どんな味になるかは、その時その時で変わります。

 

たとえ、同じメンバーで同じ種類のケーキを作ったとしても、その時々で味や形は変わると思います。

 

ケーキを作るメンバーの中には、

「苺をたくさん乗せたい!」気分の人がいるかもしれないし、「クリームの甘さは控えめに」したい人もいるかもしれない。

逆に「クリームは甘くなくちゃ!」という人もいるかもしれない。

そこは擦り合わせて、その場にいるメンバーが納得できる味にしないといけません。

 

 

こうしてできたケーキ(=曲)は、その瞬間にしか味わえない、限定のものです。

 

私は、その時にしかできないケーキの味を味わったり、感じ取るのが好きです。

 

 

 

……ケーキの話をしていたら、お腹が空きました。

 

皆さんは、どんなケーキが好きですか?

(私は最近、「雪苺娘」にハマっています笑)

 

 

突然ですが、ケーキが好きな方におすすめの本を紹介します。(本当に唐突)

 

 

坂木司著『ショートケーキ。』

・誰もが口にしたことがあるであろう、不動の人気を誇るスイーツ「ショートケーキ」を題材にした、心温まる短編集。

どの話も面白いけど、共感したのは「ホール」、ほっこりしたのは「ままならない」と「騎士と狩人」です。

坂木司さんの文を読むと、美味しいスイーツが食べたくなります。

 

 

彩瀬まる著『神様のケーキを頬ばるまで』

錦糸町駅前の、とある商業ビルで働く人々の話。短編集。私は、表題作の『神様のケーキを頬ばるまで』が1番好きです。自分にご褒美をあげたくなるストーリーです。

 

 

合奏の楽しさについて書こうとしたのに、ケーキの話がメインになってしまいました……

 

まあいいです。

今日はここまで。

 

それでは、また。🍰