音楽の味は一期一会🍰
こんばんは。
よあけるなです。
今日は、大学時代の友人たちと、少人数でアンサンブル合奏をしました。
私は1人で楽器を弾くのも好きですが、誰かと合わせる方が好きだなと改めて思いました。
1人で基礎練をしたり、曲の練習をしたりするのは、いわば曲を作る上での「工程」の1つだと思うんです。
たとえば、ケーキを作る工場があるとします。
スポンジ生地を作る人、焼く人、クリームを作る人、クリームを塗る人、苺を乗せる人、デコレーションをする人、と担当ごとにやることが違うと思います。
私が1人で基礎練をしたり、曲の練習をするのは、「クリームを作る」と同じだと思います。
また、別の場所では、低音パートの人が1人で基礎練をしたり、曲の練習をしています。
(スポンジ生地を作っています。)
また、別の場所では、高音パートの人が1人で練習をしています。
(苺をスライスしたり、ケーキの上に乗せるフルーツのコーティングをします。)
そして、音を合わせる。合奏をする。
それぞれ作ってきたケーキの材料を持ち寄って、組み合わせることと似ていますね。
低音の人が家で作ってきたスポンジ生地に、中音の人がクリームを乗せる。
さらにその上に、高音の人がスライスした苺や、デコレーションを施す。
そのケーキがどんなデザインになるか、どんな味になるかは、その時その時で変わります。
たとえ、同じメンバーで同じ種類のケーキを作ったとしても、その時々で味や形は変わると思います。
ケーキを作るメンバーの中には、
「苺をたくさん乗せたい!」気分の人がいるかもしれないし、「クリームの甘さは控えめに」したい人もいるかもしれない。
逆に「クリームは甘くなくちゃ!」という人もいるかもしれない。
そこは擦り合わせて、その場にいるメンバーが納得できる味にしないといけません。
こうしてできたケーキ(=曲)は、その瞬間にしか味わえない、限定のものです。
私は、その時にしかできないケーキの味を味わったり、感じ取るのが好きです。
……ケーキの話をしていたら、お腹が空きました。
皆さんは、どんなケーキが好きですか?
(私は最近、「雪苺娘」にハマっています笑)
突然ですが、ケーキが好きな方におすすめの本を紹介します。(本当に唐突)
坂木司著『ショートケーキ。』
・誰もが口にしたことがあるであろう、不動の人気を誇るスイーツ「ショートケーキ」を題材にした、心温まる短編集。
どの話も面白いけど、共感したのは「ホール」、ほっこりしたのは「ままならない」と「騎士と狩人」です。
坂木司さんの文を読むと、美味しいスイーツが食べたくなります。
彩瀬まる著『神様のケーキを頬ばるまで』
・錦糸町駅前の、とある商業ビルで働く人々の話。短編集。私は、表題作の『神様のケーキを頬ばるまで』が1番好きです。自分にご褒美をあげたくなるストーリーです。
合奏の楽しさについて書こうとしたのに、ケーキの話がメインになってしまいました……
まあいいです。
今日はここまで。
それでは、また。🍰