夜のひとりごと

26歳平凡女性の日常をつらつらと。

おすすめの「スイーツ本」3冊

こんばんは。

よあけるなです。

 

最近、「甘いもの」が出てくる本を読むのにハマっています。

物語内の「甘いもの」は、登場人物を癒したり、時には物語の鍵となることもあります。

 

今回は、「甘いもの」が出てくるおすすめの本を紹介します。

 

①ときどき旅に出るカフェ(近藤史恵著)

②今宵も喫茶ドードーのキッチンで。(標野凪著)

③和菓子のアン(坂木司著)

 

 

 

①ときどき旅に出るカフェ(近藤史恵著)

 

主人公の奈良瑛子は、37歳の普通の会社員。

瑛子はある日、近所で「カフェ・ルーズ」を見つけます。

「カフェ・ルーズ」を切り盛りするのは、かつて瑛子と同じ会社に勤めていた、葛井円。円は世界各国を旅し、旅で出会ったお菓子やスイーツを「カフェ・ルーズ」で提供しているのです。

瑛子は、円の作るスイーツを食べると、まるでその国を旅したかのような気持ちになれます。瑛子は「カフェ・ルーズ」を気に入り、常連になります。

 

瑛子は円との会話の中で、日常の謎を解き明かしていきます。

(「瑛子の友人(珠子)の夫は、なぜ出張帰りのお土産に毎回『ドボシュトルタ』を選ぶのか」などなど。)

 

この本を読むと、世界のおいしいスイーツに出会うことができます。

また、「日常の謎」系の小説が好きな方にも、おすすめの本です。

(「日常の謎」系の物語って、ミステリーなのに誰も死なないから好きです笑)

 

 

 

②今宵も喫茶ドードーのキッチンで。(標野凪著)

 

おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。

店主の「そろり」は、お客さんの悩みに応えたメニューを用意しています。

 

個人的には、第1話「自己肯定感を上げるやかんコーヒー」と、第3話の「自分をいたわる焼きマシュマロ」が好きです。

SNSに疲れてしまった人や、仕事で少し無理をしてしまった人におすすめです。

きっと自分を労わることができるようになりますよ。

 

 

 

③和菓子のアン(坂木司著)

 

最後に、日本のスイーツ「和菓子」の出てくる本を紹介します。

 

主人公の梅本杏子は、少しぽっちゃりした女の子。

高校を卒業したばかりですが、進路や就職先は決まっていません。

「このままじゃニートになっちゃう!」と、選んだのは東京百貨店にある和菓子店「みつ屋」のアルバイト。

 

「みつ屋」では、「美人なのに中身がおっさん」な店長の椿をはじめ、「可愛いのに元ヤン」の桜井さんや、「イケメンなのにバックヤードでは乙女」な立花さんと、個性的なメンバーが働いています。

杏子は、立花さんから「アンちゃん」と呼ばれるようになります。

 

そして、「みつ屋」に来るお客さんはさまざまな謎を抱えています。

(「生菓子の『兜』は9個買うのに、『おとし文』は1個だけ買うお客さんの謎」などなど。)

 

アンちゃんは、1つ1つの謎を解いていきます。

時には、和菓子に込められた意味や、日本伝統の行事、歴史などを絡めて。

ミステリーを解き明かすキーは、「美味しい和菓子」なのです。

 

この本を読むと、和菓子の歴史や、日本の伝統行事などを知ることができますし、百貨店や小売業の裏側を見ることもできます。

(私もかつて百貨店の某菓子屋で働いていたので、「あるある~笑」と思いながら読んでいます。)

 

 

以上、3冊紹介させていただきました。

 

このほかにも、昨日投稿した記事に書いた『ショートケーキ。』(坂木司著)などもおすすめです。

 

コーヒーや、あたたかいお茶を飲みながら読んでみてはいかがでしょうか。