夜のひとりごと

26歳平凡女性の日常をつらつらと。

年末年始にドラマ『カルテット』を見直してみた(感想あり)

こんばんは。

よあけるなです。

 

年末年始に、Netflixで『カルテット』を見ました。

『カルテット』は、2017年にTBSで放送されていたドラマです。

私は大学生の時にこのドラマを見ていましたが、久々に見直してみたら面白かったので、感想を書いていこうと思います。

 

 

 

※以下、ネタバレ注意です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このドラマ、1話からめちゃくちゃ面白いです。

 

 

主人公の世吹すずめ(演:満島ひかりさん)は、チェロ弾き。

駅前での演奏を終えた後、女性(演:もたいまさこさん)に「あなたに頼みたい仕事がある。」と声をかけられます。

その仕事は、「この写真の女性と仲良くなってくれ」という内容。

写真の女性はバイオリニストの”巻真紀”(演:松たか子さん)。

 

 

すずめは真紀に近づくため、真紀の居るカラオケボックス待ち伏せをします。

真紀がボックスからでたところ、同じタイミングですずめもボックスから出ます。

すると、さらに同じタイミングで、別府司(演:松田龍平さん)、家森諭高(演:高橋一生さん)が出てきます。

 

 

偶然にも、4人はそれぞれ、1stバイオリン(真紀)、2ndバイオリン(別府)、ヴィオラ(家森)、チェロ(すずめ)の奏者であり、カルテット(四重奏)を組むことになります。

そして、別府が所有する軽井沢の別荘で、4人は「カルテット ドーナツホール」として共同生活をすることになります。

 

 

真紀は既婚者ですが、「(この場所以外に)帰るところがない」と言います。

真紀の夫は1年前に失踪しているのでした。

 

そして、すずめに仕事の依頼をした女性。

その正体は、真紀の夫の母。

つまり真紀の義母なのでした。

 

「息子は亡くなった。あの女に殺された。」

「友達のふりをして、あの女の本性を暴いてほしい。」

と言います。

すずめは真紀の本性を暴くため、偶然を装って真紀に近づきました。

 

果たして、真紀の夫の失踪の真実は?

真紀は本当に夫を殺害したの?

 

そして、偶然カラオケボックスで出会った4人…

かと思いきや、別府、家森も目的があって真紀を待ち伏せしていたのでした。

 

 

このドラマを構成するのは、以下の三要素かなと思います。

・ミステリー

・恋愛

・音楽

結構もりだくさんですよね笑

 

 

ミステリーとしては、

真紀が夫を殺したのか?夫が失踪した理由は何か?というところがメインになるかと思いますが、もう一つ、真紀には重大な秘密があります。

 

「真紀」という女性が何者なのか。

早く知りたくて、かなり集中して見入ってしまいました。

 

 

恋愛要素もあります。

4人が共同生活するうちに、それぞれが恋愛感情を抱き始めます。

が、全員片思い…苦笑

 

すずめちゃんが、別府さんを好いていながら、彼を真紀さんとくっつけようとする場面には胸が痛みました。

職場の上司に、

「それでは、君の『好き』の置き場所がないじゃないか」

と言われてしまいますが、すずめちゃんは、別府さんのことも、それから真紀さんのことも好きなのです。

そして、そんなすずめちゃんに優しくする家森さん。

すずめちゃん、彼に気づいてくれよ…笑

 

 

そして、外せないのが「音楽」。

一部の人を除いて、音楽で食べていくことは、現実問題難しいことなのかなあと思います。

「夢を趣味にする時がきた。」

このセリフはグサッときました。

 

夢を趣味にする。

ということは、「他に仕事をしながら音楽を続ける」ということ。

仕事を始めれば、当然4人で音を合わせる時間も少なくなります。

シフト制で休みが変則的になる人もいれば、昼間は働き、夜は資格試験の勉強をしなければならない人もいるわけです。

 

すずめや家森が職に就き忙しくなったこと、また、真紀が抜けたことで、「カルテット ドーナツホール」は解散の危機を迎えます。

 

最終的に、「カルテット ドーナツホール」はある方法で「大きなステージで、大きなホールで演奏する」という夢を叶えます。

「来てくれた人の、誰か一人にでも届けば良い」という思いを胸に。

音楽に夢を持ったことがある人には、刺さる内容なのかなと思います。

 

 

このドラマを見て、私も舞台に立って、楽器を弾きたくなりました笑

才能がなくても、プロじゃなくても、「誰かに届く演奏」がしたくなりました。

 

また、「偶然を装って、必然的に出会った4人」ではありましたが、やはり「カルテット ドーナツホール」は運命によって繋がっているのではないか、とも考えました。

 

全員が真紀さんを待ち伏せて話しかけたにしても、4人が同じカラオケボックスで出会ったこと、4人がたまたま四重奏編成の奏者であったことは、本当に「偶然」なのですから。

私も、それが「偶然」であっても「必然」であっても、ご縁を大切にしたいなと思いました。(さすがにストーカーは嫌ですが笑)

 

また、このドラマの吉岡里帆さん…「アリス」という独特な役を完璧に演じられていてすごかったです。てか怪演すぎて怖いです笑

女優さんってすごいですね笑

 

 

以上です。

 

 

このドラマは、すべての真相を知ったうえで見ると新たな発見がある気がするので、また見返したいと思います。

 

ドラマ内の音楽や、4人で歌うエンディングテーマも素敵なので、ご興味ある方はぜひ視聴してみてください。

 

それでは。