夜のひとりごと

26歳平凡女性の日常をつらつらと。

『silent』ロスの1日(最終話感想あり)

こんばんは。

よあけるなです。

 

 

急なのですが、

『silent』の最終回について語っても良いですか?

良いですね?

(※以下、ネタバレ注意⚠️)

 

 

 

 

『silent』とは、フジテレビにて毎週木曜22時から放送のドラマであり、昨日の放送回が最終話でした。

 

 

主人公の紬(演:川口春奈さん)と、想(演:目黒蓮さん)は高校時代の恋人同士でした。

 

しかし卒業後、想は「好きな人がいる」とLINEに残し、紬に対して一方的に別れを告げます。

 

 

8年後の現在。

紬は高校時代の同級生、湊斗(演:鈴鹿央士さん)と付き合っています。

 

そしてある日、紬は駅前で想と再会します。

が、想は紬を避けます。

 

紬は想を追いかけますが、想は逃げ続けます。

ようやく足を止めたと思いきや、想は手話で紬に言葉をかけるのでした。

 

想は涙ながら、手話で「紬と別れた理由」を説明しますが、もちろん紬に手話は通じませんし、紬は想が何を言っているのかまったく理解できません。

 

 

8年前、想が紬に対して一方的に別れを切り出した理由。それは、「耳の病気が判明したから」なのでした。

 

ここまでが第1話。

物語の大筋を説明させていただきました。

 

 

そして、昨日の最終回。

 

湊斗は想に、

「また黙って紬の前から居なくなったら、許さないから。」

と言います。

 

その後、高校の教室で待ち合わせた紬と想。

想は紬に

「また一緒に居るとつらくなるかもしれない。それでも、今は一緒に居たい。」

と、自分の真っ直ぐな思いをぶつけました。

 

今度は黙って居なくならなくて、本当に良かったと思いました。

紬ちゃんが悲しむようなことにならなくて、本当に、本当に良かった……。

 

 

最後の場面。

奈々が、持っていた花束の花を湊斗に「おすそ分け」します。

 

そして、湊斗はカスミソウをもらい、紬に渡します。

紬は花を見て、

「雪の結晶みたい!」

と言います。

 

一方、奈々もまた、想にカスミソウを渡します。

奈々は前の場面で、「花には言葉を乗せられる」と言っていました。

 

カスミソウの花言葉を調べたところ、

「感謝」「幸福」「無邪気」「親切」。

 

湊斗は紬に、奈々は想に対して、心から感謝し、彼らの幸福を願っているのだなと思いました。

(※書きながら涙ぐんでいます。)

 

そして、紬と想は、「プレゼント交換」として、お互いのカスミソウを交換します。

紬は想に、想は紬に。

 

思えば、2人ともお互いの幸福を願って、すれ違うことが多かったように思います。

今度こそ、2人が一緒に幸せになれますように。

 

 

そして、エンディング。

Official髭男dismの『subtitle』の歌詞。

 

言葉はまるで雪の結晶  君にプレゼントしたくても

夢中になればなるほどに  形は崩れ落ちて溶けていって  消えてしまうけど

でも僕が選ぶ言葉が  そこに託された想いが

君の胸を震わせるのを  諦められない

愛してるよりも愛が届くまで 

もう少しだけ待ってて

 

 

雪の結晶のように脆くても、最後のカスミソウは確かに言葉を乗せていました。

 

紬は、想へ思いを伝えるのを諦めませんでした。

それがたとえ日本語でも、手話でも。

聴者かろう者か、聞こえるか聞こえないか、ではなく、「伝わるか」が大切なのだということ。

 

このドラマで、「伝えること」の難しさ、それでも「伝えること」を諦めないのとの大切さを知りました。

本当に素敵なドラマでした。

 

また見返したいと思います。

 

涙が止まらなくなってしまったので、今夜はここまで。